お祝いコメント
星の女子さん15周年を迎えるにあたり、演劇の大先輩のみなさまより、お祝いのコメントが届きました。(敬称略・順不同)
北村想
わたしが十五になったのは 十四のつぎの年でした
そういえば去年は十三だったなと
マンガ読みつつ町に二軒の貸本屋
五円で買った甘納豆食べながら
向かいッかわに同じよに
他に行くとこないじゃなし
三つばかり年下の おかっぱ頭の女のこ
大股ひろげてパンツ丸出し真っ白け
あのこは誰のホンを読んでんだろか
私は白戸三平『忍者武芸帳・影丸伝』
わたしにゃ古里無いけれど とやまくんの故郷は奄美で遠く 彼の彼女は星から来たらしく 縁と運とは信じるわたしですが そういうFairy tale も在るほうがオモシロイ
とやまくんはわたしには奇貨のような存在であのときの甘納豆なのだなとふと気付いたのでした。
北村想
はせひろいち
15周年おめでとうございます。渡山君は、少しずつ進化します。これ結構大切な事で、自分のスタイルが確立したり、それに自信を持ったりすると、ヒトはそれを守りたがるモノなのですが、彼の場合、そんな「作家センセの保身」とは無縁。そこが頼もしい。きっと現場や役者に寄り添うことを楽しめる作家なのでしょう。在京の某コンクールの審査員の中には、渡山君の世界観をこよなく愛している輩を少なくとも3人知っています。転がり続けてくださいね。決して苔が生さないように。
はせ ひろいち
劇作家、演出家、劇団ジャブジャブサーキット代表
天野天街
おめでとさん!
「愚かな老婆の鼻にくっついたソーセージをメンドリが突っついて中身がが弾けて全てぶち壊し」みたいな「世界児童文学全集・東欧・北欧・独逸・仏蘭西編」辺りに漂う「石のようなパン」の匂いが時々します「星の女子さん」
人形を売るジプシー少女の哀しみと憂いと爆笑の物語「ヒトカタ屋ロマ」
なんて作品、そのうち来る「死の補助審査(シノホジョシンサ)」の前に、ひったりうっとり観てみたいなあ。
いつもたのしみにしています、ト屋マヒロタカ、そして、ホシノジョシサン!
少年王者舘・天野天街
佃典彦
戯曲を書き続けるならユニット集団じゃなく劇団を構えた方が良いと、偉そうに渡山君に言ったのを覚えています。あれはもう15年以上も昔ってことなんですね、ちょっと驚いてます。
その間、渡山君はブラックファンタジーって感覚の独特の作風を手に入れました。童話って自由度が高いので都合の良いモノを手に入れたなぁと羨ましく思ってます。
渡山君の車も可愛いので羨ましいです。おめでとうございます!
佃典彦
鹿目由紀
星の女子さん15周年、誠におめでとうございます。
わたしたちの劇団も何度かそのような節目を迎えては過ぎていきましたが、そのたびに感じることが沢山ありました。15周年、凄いことです。渡山さんはわたしにとって渡山くんでなく、あくまで【渡山さん】という存在です。渡山さんと話していると昔話を聞いているような、穏やかな気持ちになるからかもしれません。
そして渡山支部長でもあります。星の女子さんという名前を聞いたとき、ん、で終わるので絶対長続きすると思ってました。これからもすてきな渡山ワールドをみせてください。
劇団あおきりみかん
鹿目由紀